ADHD無職女、三十路になりました。

うつ、胸痛、手の震え…心の病ぜんぶ二次障害だったなんて!

カウンセリングは心の発掘作業

春先ごろからカウンセリングを受けています。

幸い、相性の良いカウンセラーに担当して頂き、徐々に効果を得られています。

以前はカウンセリングに対して余り良いイメージがなく、カウンセラーというのはただ相槌を打つのが仕事なんだろうかと批判的に思っていました。

違うんですねぇ…今お世話になっているカウンセラーさんは、深層心理を言語化するサポートをしてくれて、且つ論理的に私の気持ちを纏めてくださいます。

毎回お話する度に「私はこういう風に思っていたのか」という発見と驚きの連続です。纏めて頂いた内容は、定型発達者に自分の特性や意思を説明する時に大変役立っています。

昔々、重い鬱状態(まったく言葉を発しない虚ろな状態)でカウンセリングを受けさせられた時は、殆ど対話が成立しないまま時間だけが経過して「お金が勿体ない…」という感想だけが心に残りました。

こちらに話す姿勢がなければカウンセラーさんは仕事したくても出来ないんだなぁと、今更ながら理解しました。

真っ当なカウンセラーさんは、自身の見解や意見を全く口にしないそうです。

こちらが話しやすいように、話題を掘り下げる質問を重ねていき、話が逸れたら元の話題を思い出させてくれて、私自身が全く意識していなかった本音を発掘してくださいます。

人の心はキレイな部分ばかりではありませんが、そうと分かっていても自分を良く見せたい気持ちが働いて「本当の気持ち」に蓋をしてしまう事が侭あります。

無意識に隠してしまった心の蓋を、そっと開けてくれるのがカウンセラーさんなんですね。

蓋の下には醜いものや非常識なものもたくさんありますが、それが自分の気持ちなんだと認識することで、現実と折り合いをつける具体的な方法を考える為の重要な材料になると感じている昨今です。

また、単純に、自分の素直な気持ちを認識することでスッキリする事も多々あります。

「正直、働きたくない!」

「苦手な人と関わりたくない!」

「好きな事をして日々を過ごしたい!」

人前では決して言えませんが、自分自身くらいは「そっかぁ、そう思ってるんだねぇ」と、気持ちを受け止めてあげたいと考えるようになりました。